両引き断裁機はいつごろから作っているのですか

はい、弊社の両引き断裁機は、昭和40年代のオリエンタル100型断裁機が最初でございます。オリエンタル100型は、当時の製本工業組合理事長の斉藤鉄工所 斉藤様から組合事業として、断裁機メーカー6社で、共通の断裁機をを作ろうということになりました。 断裁機の老舗の斉藤鉄工所が最新型の設計を担い、鋳物工場を持つ、弊社が、断裁機の鋳物の製造を担当し、他の会社もそれぞれ部品を担当して制作したのが、オリエンタル100型断裁機です。 当時各社に取りそろえのない寸法でしたので、間口100㎝として、各断裁機メーカの英知を結集した機械でした。しかし当時は、各社自社ブランドの販売が伸びており、断裁機メーカー6社で設計製造したオリエンタルはなかなか各社で販売が伸びませんでした。弊社は鋳物担当ということもあり、断裁機は鋳物素材が主であるため、自然と永井が販売するようになりました。