鋳物の街川口で戦前鋳物組合長を務めた永井鋳造の職長を務めた三男永井徳次郎の長男、創業者永井政一は機械職人として昭和13年永井機械製作所を創業いたし、戦後、父徳次郎の協力の下、自社で鋳物から製作した手動製麺機を手がけ永井式製麺機として輸出までいたし、さらに鋳物の腕を買われ手フート印刷機、断裁機の製造をいたし定評を得ました。
昭和28年実家から独立して父徳次郎の夢である鋳物工場を立ち上げました。以来当社は鋳物から一貫生産する事業所として品質にご好評をいただいております。昭和40年高度成長下鋳物工場を分離し自社他社問わず広く鋳物製品も手がけてまいりました。
おかげさまによりましで今日、永井断裁機は印刷製本関連業界では永井断裁機および断裁機周辺機器は広くご愛顧戴いております。ありがたく厚く御礼申し上げます。
私は、第3代目の社長として、創業者の経営理念「需要家に感謝されるよい機械を作る」「お得意様、仕入先、協力工場の繁栄に奉仕する」「従業員の品位と生活の向上に互いに努力する」を当社の規範とし、ユーザーの皆様のお役に立つ品質のよい信頼性の高い製品の製作、販売、メンテナンスを通じてユーザ様、販社様、仕入れ先様、協力工場様のますますのご繁栄を、従業員とともに願っております。
そして2021新たなる取り組みをスタートします。永井機械製作所の断裁機事業を事業部として永井機械鋳造に移転、弊社機械の鋳物から一貫生産をより明確にメイドインジャパンとして確立した品質信頼性をより明確にし、合わせて鋳物生産においても機械製造のノウハウの移転によるワンストップソリューションへのチャレンジを開始いたしました。
2021年、永井機械鋳造断裁機事業部として常に立ち止まらずに時代の変化に対応したお客様の役に立つ製品づくりを目指して日夜邁進しております。どうか、今後とも弊社製品がお役に立ちますよう心よりご祈念申し上げます。