クランププレートが外れません
古い機械のメンテナンス中に製造メンバーからクランププレートが外れないと連絡がありました。
マイナスドライバーでこじったり、ハンマーでたたいたりしてようやくプレートが外れました。
しかし、ピンだけが折れてクランプゲージに残っているのです。 >>クランププレートとは
結果、クランプゲージを本体から取り外し、試行錯誤をして何とかピンを取り外すと、ピンの表面がかじりついた状態に・・・
左が新品のピンで、右のピンがかじりついたピンです。
原因としては、クランププレートの固定ねじが緩んでいる状態で使用していたか、固定ねじが締まった状態でペダルを踏んでクランプゲージで挟んで取付してしまったのが原因と思います。
予防方法は?
日々取外しを頻繁に行っているお客様であれば、取付方法を注意していただくことと、ずっと取付けたままで使用されているお客様は日常点検等で固定状態を確認していただくと良いと思います。
また、固定が不完全な状態での使用や、クランプゲージから浮いた状態で使用していると、クランププレートからピンが剥がれ落ち、製品やテーブルに傷がつくなんてことも発生してしまいます。
ピンが折れてしまったときは・・・
万が一ピンが外れたり、折れたりしても修理が可能ですので大丈夫です。
まずはご連絡いただき、折れたピンと共に弊社までお送りください。
ちょっとした不注意でクランププレートがはずれなくなり、余計な時間とメンテナンス費用がかさまないように日頃からのチェック、してみてはいかがでしょうか?