バックゲージが動作するとき、音がします。改善できますか?

はい、通常は調整、グリスアップにて改善できます。①送りの給油はされていると思いますので、省きます。グリスガンを使用し、ボールネジにグリスアップして下さい。グリスガンの回数は5~10回程度行ったほうがいいかもしれません。②クシの接触音の場合、クシ下の隙間調整が必要です。クシ下にルーロンが貼り付けてあるタイプは簡単ですが、張り付いていない場合、微調整が必要です。<ルーロン無しクシ下隙間調整方法>参考図テーブル全体で(バックゲージ移動範囲で)の隙間を0~0.03㎜程度に調整します。各ナットを緩めます。A部セットビスをねじ込むとクシが下に押されます。B部セットビスをねじ込むとクシが浮きます。これらにて調整します。調整後、テーブル面に擦れないことを確認して下さい。<ルーロン有りクシ下調整方法>テーブル全体で(バックゲージ移動範囲で)の隙間を0します。各ナットを緩めます。A部セットビスを緩めます。B部セットビスをねじ込みクシを浮かせます。B部セットビスを緩めます。クシ全体を上から叩いてクシとテーブル面を密着させます。緩めてある各セットビスを軽く止まるところまで回します。(レンチを指でつまんで回し、止まったところからトルクをかけないようにします。)ナットを締め付けます。③白い樹脂(デルリン)の異音参考図樹脂(デルリン)の固定ビスを全て緩め、音が出るかどうかを確認します。デルリンとテーブルは隙間0~0.03㎜程度にします。(隙間がそれ以上でも問題ない場合もあります。)