最も多く発生する、手指のはさみ事故を減らす方法

断裁機での危険作業といえば「切断するところ。刃物」と思われている方も多いのではないでしょうか?

機械研磨された鋭い刃物が取り付けてありますので、刃物の交換時や刃先の清掃時に手指をけがしてしまうことがあります。けれども実際には、見当(断裁位置を微調整)をしている最中にクランプ(紙押え)に手や指をはさまれている事故がほとんどを占めます。

紙の位置を調整するため、手指がクランプの近くに入ることが多く、動作は足踏みペダルで操作した際に手や指をはさんでケガをしてしまう事故が後を絶ちません。

 

ケガを防止するには・・・


・コツを利用して手を近づけない。

・ペダルの踏み代を調節して強く踏まないと降りないようにする。
・光電管でクランプを解除する
・ペダルにカバーをつけて踏みにくくする。
・クランプセンサーを付けて挟まれないようにする。
・ソフトクランプをつけて挟まれる力を弱くする。

色々工夫をしながら事故を防ぐ努力をしています。
とはいっても、なかなかすぐに対応することが難しかったりします。

ですが、対応できずにオペレーターさんがケガをしてしまう最悪なケースを回避するため是非とも早い対策をしていきたいところです。

 

私がもっとも有効と考える対策は。

 


・コツを利用して手を近づけない。
・クランプセンサーを取り付ける。
・ソフトクランプを取付ける。

やはり物理的に「手がクランプの近くにならないようにすること」と、「挟む前に上がること」、「万が一挟まれてもケガの程度を軽くする」、のように作業の前、中、後と3つのプロセスをすべて対応しておくことが良いのではないかとおもいます。

危険な機械と思われる断裁機ですが、一つひとつの対策で安全へのステップアップができて皆様が安全に使っていただけるようになることが私たちの願いです。

ご不安、ご不明な点がありましたらお気軽にご相談ください。

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